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コラム

見習い淫魔がエロスをお届け 映画「火口のふたり」

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アタシは見習い淫魔のフランソワーズあけび。
ねえ、あんたの精気、少しわけてくれない?
上級悪魔になるためにはエロい気分で高まった精気が必要なんだよ。

今日は手っ取り早くエッチな映画でも見て貰おうかなって思って。
映画好きでしょ?
ホントはエロいの好きなんでしょ?
でも、ガチのアダルト作品はハードル高いって思ってる、そんなあんたにピッタリなのが、そういうシーンがいっぱいの映画だと思うんだ。
難しい話はいいから、とにかく観てね。

あらすじを教えてあげる

定職にも就かずアルバイト生活をしている男・賢治(多分40歳近い中年オトコ)がいてさ。
いとこの直子が結婚するから式に出席しろって親父に呼ばれて、実家がある秋田に帰るの。
賢治と直子の年齢は5歳違いで家は隣同士なんだ。
その昔、賢治が進学で上京。直子は高校卒業すると賢治を追いかけるようにして東京へでていくのよ。
そう、この2人、若い頃付き合っていたんだよ。で、若い勢いで濃密な愛欲の日々を送ったの。
まぁ、結局別れちゃったんだけどね。
久しぶりにあった直子はさ、言うんだよ。
「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」って…。

タイトルは「火口のふたり」2019年の日本の映画。
主演は柄本佑、瀧内公美。

画面に映るのはほぼこの2人のみ。
結局、2人は1晩だけでは物足りず結婚式までの5日間、ひたすら交わり続けるんだ。
記憶の底の快楽を掘り起こすような感じかな?
真っ裸で絡み合う2つの姿態、湿った空気、淫靡な匂いまでもが画面から伝わってきそうだよ。
これから旦那になる男と寝るベッド、バスの車中。
その後ろめたさが、たぶん2人の快感を増幅させるスイッチになってるんだね。
それよりももっと後ろめたいのが血の濃さ。
いとこ同士ってのがねえ。
それが別れた原因になってるんだ。
女は言う「血が濃いからこんなにも気持ちいいんだ」って。
でも、それは言い訳に過ぎないってアタシは思うな。
とにかく、この主演2人の身体がエロい。
特に、柄本佑。服を着ていると痩せてひょろっとして貧相なんだけれど、脱ぐとね、肌が白いの。
そしてほぼ鍛えられていない身体にうっすらと脂肪が乗っている。
綺麗に筋肉がついている身体よりも生々しくてよっぽどエロい。
肌を重ねたら、ひんやりとなめらかで柔らかくて気持ちいいんじゃないかな。
多分、クセになる。
瀧内公美の身体のきれいさ、表情もそそられるものがあるな。
「あなたの知ってるあなたの身体と私の知ってるあなたの身体はちがう」
ってセリフ、深いと思わない?
なんだかんだ言って肉体の相性だけじゃなくて男に心底惚れているんだって感じたよ。

おっと、お話はこのくらいにしておこうかな。
どう?観てみたくなった?
じゃあ、今日はこれ観て濡らしちゃいなね。
エッチなのが欲しくなった頃に、また来るわ。

え、悪魔っぽくない?アタシが?
そりゃそうだよ。
アタシは元は場末の小便臭い路地裏のスナックのママだったんだから。
それがさ、酔っぱらって階段からコケてそのまんまお陀仏よ。
で、目覚めたらこんなんなってた。
角、邪魔なんだよね。でも、若返ってるしいいかって。
転生?っていうの?なんだかかっこいいよね。
まあ、今後ともよろしく頼むわ。

アタシは見習い淫魔フランソワーズ・あけび。
あなたにピッタリのエロスをお届けするわ。

【火口のふたり】
監督:荒井晴彦
脚本:荒井晴彦
原作:白石一文『火口のふたり』
出演者:柄本 佑
瀧内公美
製作年:2019年
製作国:日本