【エロ用語講座】「くぱぁ」のはじまり、語源は?女性器以外にも使用される?
ごきげんよう。青子(あお子)です!
唐突ではあるが、「くぱぁ…♡」は皆様ご存知だろうか?
Wikipediaでも堂々とページが存在するほど実は一般的になっているこの言葉。
正解は女性器を広げ、膣内を見せる行為を指す擬音語である。
今回はこの謎擬音について掘り下げていくクパ!
「くぱぁ」の定義
女性器というのは歩行等の動作でに摩擦を起こさないように実は常に濡れているのは周知のことであるが、さらに性的な興奮が高まると下半身に血液が流れ込み、腟壁周辺に張り巡らされている毛細血管が拡張して血管壁を押し開くことで、その隙間から潤滑液がしたたり落ちてくる。これがいわゆる「濡れる」仕組みである。
イメージとしては暑いときに額に玉のような汗をかくように「腟も汗をかく」状態なのだそうだ。
この「くぱぁ」というものは、その潤滑液……もとい膣汗が潤沢になっている膣入り口を開いた際に発生する水音を、より妖艶に表現した擬音と言える。
粘着物で濡れてひっついていた面と面が糸を引きながら広がる様を表現するにうってつけであり、かつ少し可愛らしくアホらしい響きであることが更にいやらしいものに仕立てていることが非常に秀逸だと私は思う。
この語は主に成人向け漫画やアダルトビデオのタイトルで登場するのだが、語源はどこなのだろうか?
「くぱぁ」のはじまり
1991年に刊行された藤田和日郎氏の漫画『うしおととら』4巻の時点で登場したことが分かっているが、この時点では口を開ける妖怪のコマに対してオノマトペとして用いられていた。
91年となると私はまだ産まれていない時代なのだが、この表現が始めて使用された当時は新鮮な一コマだったのであろうことは想像できる。
(現在の漫画でのこのような”怪物の口”などまがまがしいものが開く擬音としては「グパァ…」等が使われるイメージだ。)
また書籍『エロマンガ表現史』を著した稀見理都氏によれば、1990年代の成人向け漫画では女性器あるいは股間を広げる際の擬音語として「くぱぁ」、あるいはそれに準じた表現の使用例が既に確認されていた。
その後、漫画家のあかざわRED氏が2004年頃発売した自身の作品『くぱぁ本』を始め、その後の著作物にも「くぱぁ」を多く用いたことをきっかけにこの語が広く普及したと言われている。
以上のように私の感覚としてもネット上でのスラング的な扱いとしては2000年台ごろから多くあった表現のイメージではあるが、最近になり急激に一般化していったのである。
その要因はティーンが読むような女性向けモデル雑誌にも「くぱぁ♡」という言葉が使用されていたり(実物を見たが使用用途は謎であった)、某YouTuberが15歳少女に対して「くぱぁ送って」などと命令したメッセージが話題になったことも多いにあるかと思う。
しかし、調子に乗って彼女などに「くぱぁして」などど言うなかれ。
あなたの女が健全ならば、クエスチョンマークを多く浮かべた姿でリアクションを返されるだろう。これはあくまでアンダーグラウンドなアダルト用語であり、嫌になるほどネットスラングなのだ。私はできれば多くの女子には知っててほしくないクパ!
「くぱぁ」の魅力
くぱぁは何も、女性器だけに使用されるものではない。
「谷間くぱぁ」……ギュッと詰まった大きなおっぱいの谷間を少しだけ開く様。
「アナルくぱぁ」……言わずもがな、肛門を開いた様。男性にも用いられる。
その他、インクジェットプリンタのインク交換の際プリンターのカバーを「くぱぁ」した等の使用方法、iPhoneなどでのタッチパネルを指二本で拡大縮小を行うピンチ機能などはまさに「くぱぁ」の動作そのものだと表現される。
また9月8日を語呂合わせから「くぱぁの日」という。
普段閉じられている場所が大きく広げられあらわになっている状況というのは、なるほどどうして、全人類を奮い立たせる効果がある。
あなたがくぱぁさせてみたいものは、なんだろうか?
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