AV業界裏話vol.30 AV女優さんの衝撃のわがまま事件簿1 可愛いわがまま編
AV業界裏話vol.28 AV女優さんの衝撃のわがまま事件簿1 可愛いわがまま編
みなさま、おはこんばんちはーーー♡
竹あき嬢です。
現在、早めのお盆休みを韓国の釜山で過ごしています。
福岡から韓国までのフェリー旅。
2泊3日の旅の予定でしたが、台風の直撃によりフェリーの欠航が続き、延泊が続いています。
旅って何が起こるかわからないですね。
職場の方々にはごめんなさいと思いつつ、帰れないものはしょうがないので、しっかり満喫したいと思います。
こんな風に私もなかなかわがままな部類の人間なのですが、今日は印象的だったAV女優さんのわがまま事件について紹介していきますー!
Case File 1:イケメン以外はNGでお願いします
まずは、中堅の単体女優さんのエピソードから。
女優さんからの特別な要望については、撮影を円滑に進めるためにできる限り答えます。よくあるのはボディソープの銘柄指定、お水の銘柄指定など。
絶対に答えることのできない要望は最初に会社からNGが出ているので、下々のスタッフに通達が出ることはありません。
困るのは、ギリギリできそうな要望です。
「イケメンスタッフ以外NGで」
ギリギリラインの要望と監督が判断し、スタッフでどうしたらいいか対策を検討しました。
イケメンの基準は人によってそれぞれなので、簡単そうに見えて、難しい。
そもそもイケメンがイケてるメンズのことだとしたら、ウチの制作会社には1人もいない。
中高年男性の集まりの社内には、フレッシュな人材がほぼ皆無。
撮影現場に入るスタッフは、大体40代以上の脂の乗ったおじさまばかりなのです。
困った監督は、竹ちゃん誰か集めといてとなぜか重要任務を私に一任。
メイクさんは美容に気を使っている方が多く、すぐにイケメン風の男性を見つけることができたのですが、他のスタッフに関しては外注さんに当たっても全く見つけることができませんでした。
カメラマン、照明などの技術系は特殊技術が必要なので、適当に素人を集めてくるわけにもいかず、見た目に関してはどうにもならないと女優さんサイドに伝えていただき、納得してもらうことに成功。
その他のスタッフに関しては、言い方は悪いけど体力があればなんとかなると判断し、私の友達の中から、しゅっとした見た目の方を3人選抜し、1日撮影体験として現場に来てもらいました。
幸いにもAVの撮影現場に興味津々な男性は多く、交通費のみで来てくれて、経費のかからないお得な撮影チームを作ることができました。
だけど、顔だけで選んだ素人を3人を召喚しても、現場がうまくまわるわけがありません。
絡みのシーンが始まってすぐにトラブル発生。
3人揃って結合部をニコニコ見ているだけで、何にも役にたたない。
むしろ、狭い空間に無駄に何もしない3人がいるだけで、邪魔すぎる。
普段何気なく手の空いたスタッフがやっているカメラコードを巻いたり、ローションを溶いたり、コンドームを渡す業務は実はプロフェッショナルな仕事なんだと気づきました。
自身の仕事を甘く見て、素人を3人も現場に入れてしまったことを反省。
1つ目のセックスシーンを撮り終えた時に素人3人組には帰っていただき、残ったプロフェッショナルなスタッフだけで撮影を続行しました。
1人1人が他の業務もこなし、女優さんからクレームが出ることなく、監督に私が怒られるだけで他に問題もなく撮影を終えることができ一安心。
後日談によると、その女優さんのイケメン以外NGっていうのは「だったらいいなー」くらいの軽いノリで監督面談時に話をして、要望欄に記載しただけで、本人は何にも覚えていなかったという。
とほほ、とはまさにこのことです。
我こそはイケメンだぞっていう男性は、AV業界の裏方に従事すると綺麗どころとして引っ張りだこ間違いありません。イケメンの方、ぜひ裏方になりましょう。
Case File 2 :ネギトロをみんなで食べたい
日本のAV業界有数のトップスター女優さんのわがままエピソード。
撮影中のお昼ご飯にはロケ弁が出るのですが、お弁当なので生ものは入っていません。
撮影が時間通りにいかないことも多いので、足の早いものは敬遠されます。
女優さん1人がネギトロを食べたい場合は、スタッフが撮影に合わせて買いに行けばいいだけなので、特に問題にはなりません。
この女優さんはスタッフ想いなことで有名な方で、私だけじゃなくみんなで食べたいとのことで、ありがたいけど逆に頭を悩ませます。
早速社内会議開始。
撮影現場には冷蔵庫がないことがほとんど。
常温での保管は30分が限界。
この時は真夏だったためさらに品質低下のスピードが危ぶまれる。
昼ごはんの良し悪しは、作品のできを左右してしまう重要事項です。
いいロケ弁を提供できる現場はいい現場の証。
会議にて3時間ほど話し合い、時間が読めないなら、食べに行けばいいという当たり前すぎることに気付き、お寿司屋さんの予約をすることに決定しました。
有名な女優さんの場合は予算が多く組まれており、比較的余裕があります。
どの女優さんの場合でもできることではないので、トップ女優さんの特権です。
午前中の撮影が終わり、現場用のハイエース2台にみんなで乗ってお寿司屋さんへGO。
思う存分ネギトロを食べていただき、女優さんの希望を叶えることができました。
ついでにスタッフも好きなものをたくさん食べて、みんなでワイワイ過ごしてみんなで大満足。
1時間の休憩のはずが、休憩時間を3時間に延長し交流を深めました。
その後撮影現場に戻ってからは、お寿司休憩でロスした時間を取り戻すように、女優さんの「巻いていこうっ」という一声で全員が集中して撮影をし、間の休憩をなくし、無事に遅延なく撮影を終了することができました。
トップ女優さんは現場の空気作りもうまく、わがままを言っても仕事に支障がないようにしっかりお仕事をしてくださり、スタッフの士気もあげてくれるので、さすがの一言。
ちょっとくらいのわがままなら、頑張ってるし叶えてあげたいって思わせるほどの人間になりたいですね。
AV業界でトップ女優としてしっかり稼ぐには、スタッフにこいつと一緒に仕事したくないって思われるわけにはいきません。
態度が悪いと、段々現場に呼ばれなくなってしまいます。
なので、基本的にAV女優さんとしてのお仕事歴が長い方は人として素晴らしい方が多いです。
かっこいい人に囲まれたい、好きなものを食べたいくらいの可愛いわがままなら頑張っている女優さんの要望を叶えるため、スタッフは右往左往しますよ。
次回は、笑えないダメなタイプのわがまま事件簿についてお話していこうと思います。
よろしくお願いしマッスルスティック♡
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