春画。江戸時代を中心に流行した、性風俗を描いた絵。多くが男性器も女性器もモザイクぼかし無しのモロ描きですが、現代のエロ漫画よりずっと明朗快活な印象を受けます。
そんな春画に魅せられた30代2児の母の会社員、出汁茶漬けアユミが、お気に入りの面白エロい春画をご紹介します。

初回はこちら、歌川国虎の春画「センリキヤウ」(1824年)から。


男のイチモツに1本の紐が結びつけられ、残りの紐はただの結び目になっています。男が紐を束ねて持ち、それを1本ずつ女たちが持っている…そう、これはくじ引きで、アタリの紐を引いた女がチンポをGETできるというお遊びなのです。なんという…発想がハーレムもののAVそのもの。こういうの日本人のDNAに深く刻まれているんだなあと誇らしかったり物悲しかったり。海外でもリアル・絵に関わらずこういう作品あるのかしら?教えて欲しいけれど、近くに住んでいる外国人(ネパール料理屋のご夫婦と中国人留学生)に尋ねたらご近所トラブル超えて国際問題に発展しかねない。

話を春画に戻します。「センリキヤウ」とは「千里鏡」つまり望遠鏡のことで、街の至る所を覗き見したらこんな面白いことがあったよーという創作物語なので、別に実際にこのようなお遊びが広く行われていたわけではないようです。よかったよかった。

私が紐の一本を握る女だったら…そもそもシチュエーションは男性有名人の宅飲みでしょう。彼は取っ替え引っ替え女を抱く事で有名なイケメンラッパーのA。みんなワンチャン抱かれたがっているので、友達から「Aの自宅でパーティーあるらしいよ!女の子ばっか呼ぶらしいんだけど行く?」なんてお声がかかれば、たとえ自分を慰めている途中でも股の根の乾かぬうちにつま先をルブタンに突っ込み玄関を飛び出すでしょう。股は駅まで走れば乾くでしょ。
都内一等地、夜景の見えるマンションの一室で、Aは集まった女どもにシャンパングラスを取るよう促します。「私が一番気に入られる事で、しれっと隣のベッドルームに2人で消えたい」と全員の顔に、心のマッキー極太で書いてあります。「この際複数Pでもいいです」と極太の裏側の細いほうでも書き足した私は、そのドブ川に流れるうまい棒の袋みたいなしおらしさもアピールしようと必死です。そこへおもむろにAが立ち上がり「ゲームやんない?」と一言。ゲーム?なになに?とハレンチなゲームを期待してキャイキャイはしゃぐ女たち。スッとAがズボンを下ろすと…

イチモツに凧糸が巻かれています。

あららチャーシューでも作るのかしら?八角を入れると本格的な味になりますよ、と思わず口から出そうになった私をさえぎり、「紐がたくさんあるから、アタリ引いたやつ、今日泊まってけよ」と。
女たちは思いました。「やばい、ハズレがいい」。笑顔は絶やしません、歓声も忘れません。でも、一瞬、自分で自分の息子にいそいそと紐を結ぶAを想像しちゃったんだもん。なんかもう今すぐ帰りたい。いや、A以外の全員で今すぐ女子会始めて笑い転げたい。昔、紐に大小いろんなフルーツ味の飴がついてる駄菓子あったよね?
幸いにもハズレだった私と友達。アタリだったらだったで楽しめた自信はあるけど…終電も近いので友達と別れ家に着いたけれど、脳裏に焼きついたチャーシューが離れない。明日朝から食べられるラーメン屋行こう。そんな事を考えていると友達からLINE通話。
「あれさ…やっぱないよね」
だよねー!!!紐は女同士の結束を深めただけでした。

今一度春画を見ると、男を取り囲む女たちの表情は心なしか笑い出しそうに見えませんか?あーなんだかラーメン食べたくなっちゃいました。色っぽくも滑稽で楽しい春画、皆さんもぜひ注目してみてください。

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出汁茶漬けアユミ

夫と2人の子供を愛する、体は産後、頭脳は中二。 大喜利は見るのもヤるのもスベるのも楽しいので、SEXと同じですね。

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