見習い淫魔がエロスをお届け 池松壮亮/門脇麦主演映画「愛の渦」
ある晩、１人の男がATMでなけなしの2万円を降ろしているシーンから始まるのよ。彼は閑静な住宅街に建つマンションの1室へと向かいます。
部屋には、７人の男女がいるわ。
見た目も年齢も様々な彼ら。これから何が行われると思う？
そ・れ・は、乱交パーティー。うふん♡
男４名女４名、彼らはパーティーの参加者なのよ。
セックスするためだけに集まったというわけ。
シャワーを浴び身体を清めた彼らの前に、店長と店員が現れ、乱交パーティーのルール説明を始めるの。
その後、やっぱり最初は気まずいじゃないですか。何を話していいか戸惑っちゃうのね。
でも、参加者の一人、髪を染めたちょっとやさぐれた男（フリーター）が先陣を切って女性陣に話かけるの。男性陣はフリーター、太っちょの工員、サラリーマン、ニート君。女性陣はOL、保育士、女子大生、金髪眉毛ピアスの常連というメンバー。
そして、他愛のない会話が始まります。冒頭に出てきたのがニート君なんだけど彼と地味な眼鏡女子の女子大生は黙ったまま下を向いているのよ。
そんな中、いい雰囲気になったフリーターとOLが、ベッドが4つある下の部屋へと行くの。それに続き、サラリーマンと保育士、工員と常連が下の部屋へ行き・・・。
彼らの喘ぎ声が階下から激しく響き渡る中、最後に残ったニート君と女子大生は未だ座ったまま。
でも、ついに意を決したニート君が女子大生を誘い下の階へ。
2人はぎこちなくもどかしい手つきでセックスを始めるのだけど…。
本作は元は劇団「ポツドール」主宰の劇作家・三浦大輔氏による日本の戯曲なの。
この映画も彼自身が監督なさったのよ。
本編123分のなかで服を着ているシーンが18分30秒のみで、ほとんど裸で埋め尽くされているわよ。もちろんレイティングはR18+ね。
ヒロイン役の門脇麦さんの脱ぎっぷり、喘ぎっぷりは圧巻です。この子は本当にエロいわ。粘っこい視線、ぽってりした唇、濡れたように艶を含んだ肌質…。淫魔にスカウトしたい№1だわね。
この子に「チ〇ポすごい、チ〇ポすごい…」と叫ばせた監督、恐れ入るわ。興奮してしまった。ありがとうございます。
本作は、セックス目的で集まった人々のお話なので全編で致しているのはともかく、欲望をさらけ出した人間の本質的な部分のエグさやゲス加減が上手く描かれていてものすごく生々しいの。
特に、女性同士のマウンティングはえげつないわよ。
一回戦を終えたあたりでギスギスしだすのだけど、そこから仕切り直しで飛び入り参加した奇妙なカップルが一番まともで愛があるというのが他の参加者との対比でクスッと笑えるわ。そこで笑うアタシもどうかしらって思うけど…。
でも、一番、エロいのは店員役の窪塚洋介さんかもしれません。たまらない。
彼は何なのかしら？あの気怠い色気。ずっと着衣のままなんだけどキュンとしてしまう。ヤバイわ。
どうかしら、昂ってきた？だったらアタシはその精気を頂戴していくわね。
アタシは見習い淫魔のフランソワーズ・あけび。
あなたにピッタリのエロスをお届けするわ。
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