限界腐女子が「性悪上司が無能部下に性的に堕とされる本」をガチレビュー♥
「メガネ、堅物、性悪と三拍子揃った男はもれなくメス堕ちする」と筆者は思っている。
そもそも筆者が眼鏡フェチで、眼鏡キャラのBL同人誌ばかり読んでいる時代があったため余計にそう思うのかもしれない。
ヒプノシ〇マイクの入間〇兎しかり、テニ〇の王子様の手塚〇光しかり…いつの時代も寡黙で堅物なクール系メガネは、同人誌でメス堕ちさせられる傾向にある気がするのだ。もちろん例外はあるが、筆者の好みは断然こっち。
そんな筆者の性癖にドンピシャな作品を見つけてしまったので、今回も熱くご紹介していきたいと思う。
「性悪上司が無能部下に性的に堕とされる本」
表紙からお分かりいただけると思うのだが、ツリ目・黒髪・眼鏡とまさにメス堕ちにおあつらえ向きなキャラデザが最高に刺さった。
それに加えて「性悪」という事で、このオトコがどのようにして「わからせ」られるのか、読む前から期待に胸が膨らんでしまう。ついでにないはずの股間も膨らみかけた。
二人の衝撃的な関係性
しかもこの作品、キャラクター設定が非常に魅力的なのだ。
攻めの「鴛鴦隼(おしどり じゅん)」は、かつて自分の妻を上司に寝取られたという悲しい過去を持つ。
そしてその寝取った上司こそ、受けの「白鷺 燕(しらさぎ つばめ」なのだ。
鴛鴦からしてみれば白鷺は、最愛の妻を寝取った憎き相手。
本来なら末代まで呪うレベルで憎むべき相手と、鴛鴦はなぜ肉体関係を持ってしまったのか…。
そしてその憎むべき相手を手玉に取り、徹底的に調教して自分のチンポの味を教え込む鴛鴦。彼を突き動かすものは一体何なのか?
…そう、それは愛である。
…は?
そんな声が聞こえてきそうだが、事実なんだからしょうがない。
実はこの鴛鴦くん、妻を寝取った憎き相手であるにも関わらず、白鷺に対して重すぎるほどの愛を持っているのだ。
重すぎる恋愛感情をどう表現すればいいのか、そしてどう伝えればいいのかわからない不器用な彼にとって、白鷺を調教することは彼なりの精一杯な愛情表現なのである。
それを分かったうえで二人の濃厚な分からせセックスを見返してみるとなんだかほっこり…しない!するわけがない!なぜなら…。
プレイがえげつなさすぎる
テーマが「性悪上司を性的に堕とす」という事だけあって、本作のプレイはかなりハードかつ、えげつないくらい責め方が激しい。
中出し直後のアナルプラグ、尿道責め、亀甲縛りにイラマチオ…と、SMプレイのお手本ともいうべきハードなプレイが繰り広げられるのだが、それもこれも妻を寝取った白鷺に対する復讐…というわけではないのがこの作品の魅力。
鴛鴦なりの愛情表現がコレなのだ。
究極のSMのカタチともいえる。
またこの作品は、前作「薄い本の寝取り上司を性的に懲らしめる本」の続きとなる。
もちろん今作だけを読んでも十分面白いし理解できるのだが、二人の関係性や「せいこら」シリーズをより深く楽しみたいという方は、ぜひとも前作も読んでみてほしい。
筆者はこの作品から「せいこらシリーズ」を知り、駆け抜けるように全作品を読んだ。
どの作品も非常に過激な内容ではあるものの、どこかスカッとするような後味の良さも味わえ、良質なBLを浴びることができる。
激しめなプレイがお好きな方は絶対に刺さるこのシリーズ、ぜひ一度読んでみてもらいたい。
滝川クリヒロイ
あやまんJAPANユースライター部の滝川クリヒロイです。 三度の飯よりBLが好き、よく考えたら百合も好き。 筋金入りのサブカルエロ女が、今日も今日とてお役立ちバカエロコラムをお...
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