〈吸引トイ〉の先駆けとしてセクシャルウェルネス界に変革をもたらしたドイツ発のセルププレジャーブランド『Womanizer(ウーマナイザー)』。大勢のメディア関係者やインフルエンサーを招いてのPRイベントが2025年23日、24日の二日間に渡り開催されました。その一部始終を、たっぷりの写真とともにレポートいたします!


今回のイベント会場は、アパレルを中心にオシャレなリリースイベントが多数行われている、都内某ブティックホテルのスイートルーム。ホテルの一室でプレジャーグッズのイベントだなんてちょっと淫靡……と思いながらエントランスに足を踏み入れた瞬間に予想は大はずれだったことがわかりました。なんともラグジュアリーで上品。参加者たちもみな、おしゃれです。


受付に並んでいるのは、かわいいポストカードたちとシール、そして12星座別のウーマナイザーガイドのハンドブック。どれもこれもステキなデザインですが、よくよく見るとすべてにウーマナイザーが描かれている。日常のシーンにもすっと溶け込めるウーマナイザーのデザイン性の高さゆえに、イラストにしてもこんなにキュートに仕上がるんですね。


受付を終えて渡されたのは一冊のミニブック。表紙には“PLEASURE JOURNEY PASSPORT”と書かれています。中を開くと、セルフプレジャーが心や体に与えてくれる効果や、会場の各エリアの案内、そしてスタンプを集めて押すページもあって遊び心が満載です。今回のイベントのテーマは『PLEASURE JOURNEY(プレジャージャーニー)』。快感や快楽にとどまらず、旅をするように自分にとっての「心地よさ」や「気持ちよさ」「喜び」を見つけていこうというコンセプト。会場内の5つのエリアを回りながら、“触れる・書く・見つめる・感じる”経験を通してウーマナイザーと自分をよりよく知っていけるという仕掛けなのです。


まず、最初に向かったのは『Pleasure Air Studio(プレジャーエアースタジオ)』と名付けられた広々として明るいダイニングエリア。テーブルの上には、ずらりウーマナイザーの最新作&これまでの代表作が並んで、自由に触れられるようになっています。


「わたしとウーマナイザーが初めて出会う場所」がコンセプトのプレジャーエアースタジオ。招かれたインフルエンサーたちは、パスポートを片手にやや真剣な面持ちで、イベント前にしっかり予習をしていました。


が、カラフルでフレンドリーなテーブルセッティングもあって、あっという間に打ち解けた雰囲気に。すぐにわいわいと盛り上がりながらテーブルの上のウーマナイザーを手に取り、スイッチを入れて振動の具合を確かめたり、水を張った器につけて波紋を作って楽しんだり。そこには照れもてらいもなく、みな興味津々。セルフプレジャー=ただ性的欲求を満たす行為ではなく、自分の性と向き合うこと、という概念はすっかり女性たちに浸透しているのだなぁと深く実感しました。


参加者が全員揃ったところで、ドイツのベルリン本社から来日中のPRおよび広報責任者のヴェレナ・ジングマンさんが登場し、挨拶とともに昨年10周年を迎えたというウーマナイザーのブランドヒストリーの説明を。女性は男性に比べてオーガズムに達しにくいという事実に着目し、この格差をなくすべく開発がスタートしたウーマナイザー。2年間の試行錯誤の末の2015年に「女性の人生を変える」と確信する初代モデルが誕生。発売されるや否や、あっという間に女性たちの圧倒的支持を得て、これまで全世界で計1200万台上のウーマナイザーが販売されているそう。


こちらが記念すべきウーマナイザーの初代モデル。ビジューがたっぷりでデコラティブ、まるで美容器具のようでバスルームの洗面台に置いてあってもセルフプレジャーアイテムだとは気づかれなさそう。


今回、特に注目のモデルは今年の3月に発売された最新モデルの『ウーマナイザーエンハンス』。154人に行ったユーザーテストで全員がオーガズムに達したと報告している、オーガズムの達成率100パーセントを実現したというウーマナイザーの革新的なモデル。


これは気になる!が、他のも気になる!それぞれの特徴は?と、ウーマナイザー初心者の筆者が困っていると、助け船が。女性だけで運営するプレジャー&フェムケアショップ『LOVE PIECE CLUB(ラブピースクラブ)』の店舗マネージャーを務める木村美樹さんが実際に手に取って説明をしてくれることに。いわく、ウーマナイザーが登場して以来、世界中の様々なブランドが吸引トイをつくってはいるものの、フロントライナーのウーマナイザーが、いまだトップにある秘訣は、その国際的な特許技術。ウーマナイザーにはクリトリスを空気の刺激によってプレジャーを導く技術が搭載されていて、ただ吸い上げるだけではない、より繊細で心地いい刺激を得ることができるのです。

そんなウーマナイザーの最新作である『ウーマナイザーエンハンス』の特徴は、従来のウーマナイザーの吸引に、振動がプラスされていること。セクシャルウェルネスに詳しい人たちの間ではよく知られている事実ですが、クリトリスは女性器の突起の部分だけでなく大陰唇の方にかけて体内にも存在しています。突起部分を吸引で、体内の部分は振動で刺激してくれるのがエンハンス。突起の位置がよくわかっていない女性であっても、周囲が振動してくれるのでオーガズムに達することができるそう。クリトリスでオーガズムに達することに徹底的にコミットしたセルフプレジャーなのです。


また、特許取得技術のプレジャーエアーテクノロジーを使い、従来の製品よりもより深く吸い付かれる感触を再現した『ウーマナイザーネクスト』や、同時に挿入も楽しめる『ウーマナイザーブレンド』、コンパクトで持ち運びのしやすい『ウーマナイザーリバティ2』など、木村さんの説明を聞けば聞くほどにどれも魅力的で目移りしてしまうし、勉強にもなります。気が付けば、インフルエンサーたちもヴェレナさんを始めとするスタッフさんたちの説明に真剣に耳を傾けていました。


渡辺直美さんプロデュースの特別限定モデルはパッケージがかわいいので、親しい女友達のプレゼントにもぴったりです。


引き続き、木村さんのナビゲートで二つのめのエリア『Pleasure Shower(プレジャーシャワー)』に移動。そこにあったのは世界130ケ国で使われているシャワーヘッドブランド『ハンスグローエ』とコラボした『ウーマナイザーウェーブ』。


ハンスグローエ製品の特徴は柔らかな水圧の〈パウダーレイン〉ですが、この『ウーマナイザーウェーブ』は、手元のスイッチで3本の水流がツイストする〈プレジャーウォール〉や強力なジェットが噴出する〈プレジェージェット〉に切り替えが可能。〈ジェットプレジャー〉は、水量を多くすると水面やバスタブの縁にあたったシャワーの飛沫が跳ね返ってくるほどに強力でした。


ここで一旦、木村さんとは解散して三つめのエリア『Pleasure Mapping(プレジャーマッピング)』へ。こちらは窓一面がガラス張りになった穏やかな陽射しが降り注ぐベッドルーム。この部屋に用意されているのは、ウーマナイザーが独自に開発したバイブレーションモーターを搭載した『ウーマナイザーバイブ』やスティックのついた羽、ファーのボール。それらを使って全身を探り、自分の体を知ろうというエリアです。パスポートに掲載されている、〈髪〉〈耳〉〈鎖骨〉〈指先〉などパーツのガイドを示した“Pleasure Mapping(プレジャーマッピング)”を参考にして試してもいいし、自らの気持ちの赴くままに触れてもいい。なにも決まりごとがないからこそ、探検心が刺激されます。


お互いに確かめ合ったり、自分で試してみたり。自らの体を探索することで、性の世界を広げようという提案。まさに『プレジャージャーニー』のコンセプトにぴったりのコーナーです。


ウーマナイザーをめぐる旅も後半に近づいてきました。4つめのエリアは『Pleasure Lounge(プレジャーラウンジ)』。性について自由に語れるスペースです。


ここでは、参加者とスタッフたちが和やかに談笑をくり広げていました。


同じゲストハウスに泊った旅人同士が夜、共有スペースに集まって語り合うことは珍しい光景ではありませんが、今回、このイベントに参加した我々もある意味で同じ旅を共有した者同士。話題はいくらでもあります。けれど、もしも話題に困ってしまった時のためのトピックカードも用意されていました。「聞きたかったけど、聞きにくい」という話題も、カードがあればぐっと尋ねやすくなりますよね。


さて、旅のしめくくりは、その思い出を書き残すこと、そして伝えること。最後、5つめのエリア『Pleasure Terrace(プレジャーテラス)』には、ポストカードと封筒が用意されています。


未来への自分への手紙を書いて、併設されているウーマナイザーポストに投函すると、後日自分のところに届くのだとか。わたしも書いてみました。いつ届くのか楽しみです。



また、プールには浮き輪をつけたウーマナイザーがぷかぷかと浮かび、インスタフレームなども用意されていて映えています。ユニークなアイディアとサプライズな仕掛けに満ちたショートトリップ、ウーマナイザーの魅力をたっぷりと知ることができました。


楽しかった旅も終了。残ったのは思い出とパスポートに押されたスタンプ……だけではありません。スタンプを5つすべて集めた方には、なんと素敵なギフトが。最新作の『ウーマナイザーエンハンス』です。

一番気になっていたやつ!というわけで、わたしもウーマナイザーをデビューすることに。が、このルポの冒頭にウーマナイザー初心者と自己紹介したのですが、実はウーマナイザーではない吸引系プレジャーは使用したことがあります。けれど、あんまりわたしの体には合わなかったので、一度しか使わずにクローゼットの奥にしまい込んでしまっている状況。だけど、イベントでウーマナイザーに実際に触れ、吸引や振動を試したところ「まるで別物!」という感想を覚えたので、正直、期待。


……いや、これはすごかったです。ちゃんとイケました。しかもあっという間にイキました。噂に違わぬその実力。オーガズム達成率100パーセントは正しかった。めちゃオススメです。新たな気持ちよさの世界にトリップできます。I wish you a pleasant trip!!!

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大泉りか

1977年、東京都生まれ。SMショーのモデルやキャットファイターなど、アンダーグラウンドな世界にどっぷりと浸かった20代を過ごす。 2004年に『ファック・ミー・テンダ...

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