みなさん、こんにちは。
北海道在住、看護師ライターのしげ子です!

みなさんは学校で性教育って受けましたよね?
「精子と卵子が出会って赤ちゃんになります」
……うん、知ってる。
でも、それだけ?って、思いませんでした?

はっきり言います!
日本は性教育後進国です!

実は、性教育には国際的なガイダンスがあり、2009年には「国際的な性教育の指針」が発行されました。
例えばフィンランドでは13歳から15歳までの間に114時間もかけて性教育を学ぶのですが、一方で日本は多くてもせいぜい30時間……。
しかも本当に「さわり」しか教えない……。
「子供ができるメカニズム」については教えるけれども、実情として「セックス」そのものについて教えてくれる学校はほとんどないのではないでしょうか?

私は看護師として看護学生時代から医学の基礎知識を学んでいます。
当然生殖器に関しても勉強をするわけですが……。
やっぱりそこでも「セックス」については何も学びません。
だからこそ産婦人科などに勤務している性のプロである助産師や看護師でも「セックス」に関してはいろんな失敗をしています。

●知識があれば防げた失敗
●知識があれば怖くなかった経験
●知識があれば自分を責めずに済んだこと

実はそんなケース、看護師たちにだってあるんですよ!
今日は、看護師仲間と夜な夜な盛り上がった「これ学校で教えてもよくない?」的な話を、こっそりシェアしていきたいと思います。

ラブトリップ

看護師でもある!「え、知らなかったの!?」エピソード4選

看護師同士での飲み・キツすぎる夜勤の休憩時間……。
看護師界隈ではわりと高確率で「性」にまつわる話になります。
(職場のカラーにもよるのか!?)
患者さんの話ではなく、自分たちの性体験の告白大会です(笑)。

①「精子と卵子が出会う」挿入って何?

「精子と卵子が出会って受精します」
教科書的にはこれで正解。
でも、その「出会い方」については?教えてくれない……。
同僚の看護師が言ってたんですが、中学の頃、「精子と卵子が出会う」という表現だけで、セックス=挿入という行為を一切イメージできなかったそうです。
「なんか、ちんことまんこがチョンチョンくっつくのかな〜」くらいの理解だったとか。
看護師でもこれです。
一般の小・中学生が「精子と卵子が出会います」だけで正しく理解できるわけがない(笑)。
婉曲表現にもほどがある。
きちんと理解するためには、友人知人から入ってくる「余計な(?)知識」があって初めて「セックス」の全体像が見えてくる。
これが、日本の教科書教育の実態です。

②「穴がない!?」|びらびらサイズ問題

これを聞いたとき笑いと共感が止まりませんでした。
女性の外性器、いわゆる「びらびら」(小陰唇)の大きさや形には、かなりの個人差があります。実際、産婦人科の外来診療でみるびらびらの大きさは千差万別!(モチロン、色も!)
でも、それを誰も教えてくれない。
見せ合うこともないですよね!

ある看護師仲間は、初めて彼氏ができて、いざ初セックス!となって見せ合うことになったんですが、彼氏も童貞ですからね。
お相手もモチロン初まんこです!
※彼氏はもしかしたらAVとか見たことあるかもしれませんが…(普通のAVだったら局部にモザイクがあるので実際はわからないと思う)

いざ挿入!となったときに……。
彼:「穴がない……。」
Cちゃん:「え?????」
彼「穴、ない、ここ?かな??(アナル)」
Cちゃん:「違う!そこだけは違う!多分肛門!(お尻の穴と言わないあたりが医療者www)」

おそらく「びらびら」がくっついてしまって穴が塞がっていたのでしょう。
緊張していて濡れてもいなかったのかな?
「穴がない!」と二人で大慌て。
「え、どこ?どこに入れるの?」と本気でパニックになったそうです。
ジタバタしているうちにびらびらが離れて無事「穴発見」に至ったのだとかwww

【これを知っていれば…】
小陰唇に個人差があること、形や大きさは人それぞれであること、これくらい教えてほしかったよね汗

③「死ぬかと思った」|男性器の個人差問題

女性器だけじゃなく、男性器だって個人差がえげつないです。
臨床の場でもありますよ〜〜♪
特に尿カテーテルを入れるときには実感しますね!
小さすぎると「握る」のではなく「つまんで」処置しますwww
そして場合によってはカテーテルのサイズを小さくされてしまうなんてことも!(そして場合によっては、どうしてサイズを小さくしたか看護師間で共有されてしまいます)

で、男性器の大きさで混乱した話。
これも性教育では触れてもらえない話ですよね??

友人のMちゃん。
1人目の彼氏と2人目の彼氏でサイズ感が全く違い、「2人目のとき、正直死ぬかと思った」と吐露してくれましたッw
1人目の時は、中指の大きさくらいだったからスムースIN❤️
だけど2人目はなんと勃起時には8×4の大きいサイズくらいあったみたい……。
そりゃ、なかなか入らんよね!

実際、あまりにも大きな男性器できちんと濡らさずに致すと笑い話で済む話ではなく、痛みが出ることは医学的にもあります。
会陰が傷ついて辛いと受診してくる子だっているんだから!

【これを知っていたら】
「なんか痛い」「うまくいかない」という経験を、自分のせいだと思い込んでいる人がいたら、それは違うよ、と伝えたい。

④ムラムラ……いつもムラムラ…女だって性欲がある!

これは、学校教育よりも家庭教育の影響かもしれませんが……。

「女性は性に関しては慎ましくあるべき」
「受け身であるべき」

なんて刷り込みイメージを持っている女子も少なくないと感じています。

私たちの親世代であるいわゆる「昭和の人間」に中には

「性の話を堂々とするべきではない」
「女性が気軽に生の話をしていると、遊んでいる、ヤリマンと思われてしまう」

なんて、女性の性の解放についてネガティブなイメージが先行しているなって思います。
だから、女子は「セックスしたい!」「昨日もオナニーしたわ!」ってなかなかアウトプットできないのかなって。

そんなことないんですよ!
性欲って、食欲や睡眠欲と並んで人間の三代欲求なんだから!
むしろ性欲があるって健康ないい証拠!
普通に考えたら、性欲がない方が不健康で心配すべき状態だって私は思いますね!

【これを知っていたら】
女性の性の解放がNGって「大人」の刷り込みのせい!
だって、人間から性欲がなくなったら人類は滅亡するんだから!」。

学校が教えてくれなかった、本当に必要な4つのこと


笑えるエピソードで終わらせてしまってはもったいない。
看護師として、そして一人の女性として、「これは知っておいてほしかった」と思う知識をまとめます。

①「セックスとは何か」を正しく知ること

「精子と卵子が出会う」→この一文だけで挿入をイメージできる人、正直どれだけいますか?
セックスとは何か、どんな行為なのかをきちんと知ることは、恥ずかしいことでも早熟でもありません。
知識がないまま「なんとなく」で経験することの方が、よっぽどリスクがある。

●避妊
●STD(性感染症)
●性行為への同意

これらは全部「セックスとは何か」を正しく知っていることが前提になる知識です。
土台がなければ、その後に続く知識が「正しい」のか「間違っているのか」すらわからないですよね💦

②自分のカラダの「個人差」を知ること

びらびらの大きさも、濡れるタイミングも、感じ方も全部、人によって違います。
産婦人科で働いていると、女性器の多様さは毎日のように目にします。
「普通の形」なんて存在しない。
でも、それを誰も教えてくれないから「私、変なのかな?」と不安になる人が後を絶たない。
緊張していれば濡れにくいし、疲れていれば気分も乗らない。
自分のカラダのことを知っておくだけで、「なんかうまくいかない」を自分のせいにしなくて済みます。

③相手のカラダにも「個人差」があると知ること

男性器のサイズだって、ものすごく個人差があります。これも、誰も教えてくれない。

「なんか痛い」
「うまくいかない」

その原因がサイズの違いや相性によるものだと知っていれば、「私のカラダがおかしいのかな」と自分を責めずに済みます。
大きな男性器と向き合うときはしっかり濡らすこと、ローションを使うこと、痛かったら止めること。
これ全部、知識があれば対処できることです。
実際、無理をして会陰(膣と肛門の間)を傷つけて受診してくる方もいます。
痛みは我慢するものじゃない。
ちゃんと「止めていい」と知っていてほしい。

④女性の性欲は、当たり前だと知ること

これが、一番大事かもしれません。
性欲は食欲・睡眠欲と並ぶ人間の三大欲求です。
女性だって性欲があって当然。
それを「はしたない」「慎ましくあるべき」と刷り込んできたのは、昭和的な価値観の産物です。
むしろ、性欲があることは健康のサイン。
性欲がなくなってきたときの方が、ホルモンバランスの乱れやストレス過多のサインとして気にかけるべき状態かもしれません。

「セックスしたい」
「気持ちよくなりたい」

それを口に出せない、出しにくい空気があるとしたら、それは個人の問題じゃなくて社会の問題です。
少なくともここ、オトナの女性向けwebメディアmanmamでは、堂々と言って欲しいなって。
女性限定でお悩み相談イベントも開催しているんですよ。

知識は、自分を守る武器になる

看護師になってから「あ、これそういうことだったのか」と気づいたことがたくさんあります。
もっと早く知りたかった、と思うことも正直ある。
でも、今からでも全然遅くないです。

●自分のカラダを知ること
●「普通ってなんだろう」と疑問を持つこと
●「私だけじゃなかったんだ」と誰かと笑い合えること

それだけで、ちょっと生きやすくなることがあります。

次回は「産後レス」について書きます。
出産後の夫婦の性生活、どうなるの?
——看護師としても、一人の女性としても、かなりリアルに語る予定なのでお楽しみに!

それでは、また!

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ナースしげ子

昼は真面目な看護師ライター。 夜は(夜勤で)事件の目撃者。 病院で本当にあった、エッチでおバカな笑えチン事件をコラム・漫画でお届けします♡ ます♡

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