エロ用語講座 あられもない快感!?「メスイキ」の語原とそのメカニズムを調査
こんにちは!おっさんずラブ-リターンズ-が最終回を迎え、ロスに陥っているパティ・チャンです。
身近の人とよく放送中はドラマレビューをしながら談笑していたのですが、あれ?意外とBL 用語知ってる?と思う場面もあったり、なんだかんだ女子はみんな腐女子だなと考察しています。「メスイキ」って言葉も読者の皆さんのほとんどに聞き覚えがあるんじゃないかと勝手ながら確信しています。
…え?BLってみんなが通る道ではない?ならば今回は「メスイキ」についての調査を語っていこうと思います。
怒涛の快楽「メスイキ」とは
「メスイキ」というのは文字通り、「メス(雌)のような性的絶頂をしてしまうこと」です。残念ながらこの言葉の始まりにはたどり着けませんでした。おそらくネットミーム的にだんだんと浸透した言葉だと思われます。
メスイキって勝手にBL用語だと信じて疑わなかったのですが、どうやら何に対してメスと呼ぶかで少し意味合いが変わってくるようです。
まず私や腐女子のみなさんにとって「メスイキ」と言えば思い当たる対象は男性です。その場合のメスイキの意味合いは、男性が女性のように射精をせずとも絶頂を迎えることですよね。二次創作の世界では圧倒的にこの意味でメスイキが用いられている場合が多いです。そしてメスイキは射精を伴わないので、何度も絶頂できることも女性の絶頂と似ています。
もうひとつは女性に対してのメスイキです。こちらは女性があまりの快感に理性を投げ捨て、動物のように絶頂していることを指すようです。主にアダルトビデオやエロ漫画のタイトルなどにメスイキが登場します。美人で気が強い女刑事が悪の組織に囚われて快楽によって支配されてく…というような凌辱系や、ド変態の女が無双する痴女系のアダルト作品にメスイキがよく使われていました。
メスイキの対象が男女ともにあるとは調べるまで知らず、知った今でも女性に対するメスイキを認められないでいるというか…。個人的には、女がメスイキ?当たり前だろ!っていう捻りのなさに納得できないでいます。大の男が自分の力では成すすべもなく、誰かの手によって強制的に絶頂し続け、メス呼ばわりされていることのドエロさには勝てません。
ハマる!男のメスイキの中毒性
男のメスイキですが、何も同性愛者だけのものではありません。あなたの彼もアナルを開発することでメスイキする可能性を秘めているのです。何もあなたが開発しなくても、ストレートの男性でアナル開発済みの方は大勢います。うまく出会えれば、メスイキを目の前で拝めるのです!
ですが、彼らのほとんどがメスイキの気持ちよさを体感し、繰り返しメスイキをしているものの、オナニーでしかその快感を楽しんでいないらしいのです。もったいない!
もし私の彼が私の前だけでメスイキしてかわいい声で喘いでいる様子を想像すると、とてつもなくエロい…。これをオナニーだけで留めているなんて、やはりもったいない。ハマってしまうほど気持ちいいのなら、せめてその姿を私に見せて共有してくれ!
メスイキは本当にメスイキ。女のオーガズムと同じ!?
なぜ男性がメスイキにハマるのか…。
メスイキのメカニズムについて語る前に、男女のオーガズムについて簡単に説明します。ここで欠かせないのは脳内物質ドーパミン。男女ともに性的興奮時にドーパミンが活性化されるのですが、男性は射精の後ドーパミンが急激に減ります。ドーパミンが減ることで男性は賢者タイムを迎えることになるんですが、女性の場合はオーガズムとともに幸せホルモンオキシトシンが分泌され、ドーパミンの快楽もオキシトシンの多幸感も脳内にある状態になります。両者が同時に出ることによって快楽の度合いが上がっていくのです。女は男の5倍気持ちいいみたいな話がありますが、それはことドーパミンとオキシトシンが関係してるんです。
メスイキは前立腺をアナルから刺激し続けることで、前立腺の裏側、一部のみが収縮して射精することなく、オーガズムを感じます。実は前立腺の刺激によりドーパミンとオキシトシンの両方が分泌されるというのです。射精をしていないので、ドーパミンが減少することなく、オキシトシンとともに脳内に分泌されたままになるので、女性のそれと同じく持続可能な快感を得られるというわけです。これまでドーパミンでしか快感を得てない男性がオキシトシンもプラスされ今までにない快感を得たら、そりゃハマるわ。
正直、メスイキがメカニズム的にも本当にメスイキだったなんて大感動です!私としてはメスという表現のせいで、メスイキに抵抗のある人が多いのかなと思うので、男女ともにサステナブル・オーガズムへと名称を変えて、ぜひメスイキをカップルで楽しめる世界になってほしいと願います。
PR