AV業界裏話vol.33 技術が身に付きお休みも多い!AV制作業界で働くメリットとは?
皆さま、おはこんばんちはーー♡
少しずつ涼しくなってきましたね。
江戸川乱歩とmanmamを熟読し、読書の秋を満喫中の竹あき嬢です。
この連載では今まで散々AV制作会社や、AV制作現場に対する文句を言ってきましたが、AV制作会社には意外にクリーンな一面もあるんです。
今日は皆さまが思っているよりホワイトな部分、AV制作会社で働くことの嬉しいメリットについて紹介していきますね。
メリット①撮影の専門技術が身に付く
AV業界では、テレビ業界より少ない人手で撮影現場を回していかなくてはなりません。
そのため自分の職域を超える業務を任せられることもしばしば。
撮影場所の確保、ロケ弁の発注、スタッフのスケジュール管理などのAD業務はもちろん、現場設営、セット作り、カメラアシスタント、音声、脚本文字起こし、照明など様々なことをやらされるので、撮影に関わることは一通りなんでもこなせるようになります。
インスタでストーリー投稿しているというだけで、突然カメラマンを任命されることも。
右も左もわからないADからスタートしても、学びたいという気持ちさえあれば先輩たちが教えてくれます。
現場で実践しながら学ぶことができるので、生きた技術が身につくのが嬉しいポイント。
撮影に限らず編集業務も手伝いたければ、いつでも手伝うことができます。
常に人手不足なので、どの業務でも手伝いは大歓迎です。
AV業界は人の出入りが激しいので、長く勤めるだけで感謝され、なんでもできる人になっていくので、エロが好きではない人にもおすすめの職場。
向上心があれば、技術を身につけ1人で現場を回せるようになります。手に職をつけられるから転職活動にも有利になりますよ。
どこで使うことができるか不明ですが…
擬似精子を作成したり、コンドームを触っただけで種類がわかったり、エロいものを見てもなんとも思わなくなるなどの特殊スキルも身につきます。
メリット②土日祝はお休み
ブラックな職場環境なので、お休みも少ないのかなあと思われてしまうのですが、業界全体が土日祝を休みにしているため、年間休日は充実しています。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などは1週間を超える長期休暇となります。
もし休日出勤をすることがあれば、代休をもらうことも可能。
撮影がある日はスーパーハードワーク。朝6時から朝6時までの24時間労働を強いられることも多々あります。そのため、全員疲労困憊で殺伐とした雰囲気がただよい、撮影が終わる時間を1秒でも縮めようと全力で走り回ります。
撮影がない日はオフィス出社となるのですが、オフィス出社は仕事とは思えないくらい楽ちん。主なオフィス業務は、企画会議や経費精算、備品管理など。仕事量も少ないため、おしゃべりをしながらゆっくりと進めることができます。AV業界の会社は出社時間がお昼の12時からが基本です。退勤時間は21時までで、間に1時間休憩がある8時間勤務。
ですが、やることがなければ早く帰ることができるので、オフィス出社と撮影のある日の仕事量には天と地ほど差があります。
撮影がないと暇なのですが、多い月だと月に20回は撮影があり、寝る時間や、働く時間が安定しません。なので、家族がいる方にはおすすめできないのですが、お家に待っている人がいない人はジェットコースターみたいな状況を楽しめるかもしれませんね。
トップダウンの職場のため、自分のついている監督が海外旅行などに出かけると突然「明日から2週間休みで、帰ってきたら15連勤で頑張りましょう」みたいなこともあります。
ブラック体質なのに、おやすみだけは絶対にカレンダーの休日以上にもらうことができるので、長期休暇が欲しい方にはおすすめです。
(お給料が少ないので、休日の多さくらい充実させてあげようっていう上部の優しさなのかなあと思います)
メリット③エロのための勉強費が支給される
みんなエロが大好きですよね?
エロいことなんていくらあっても足りないわ♡って思っている方も多いのではないでしょうか。
ところがAV制作現場では、あまりに真剣にエロに向き合い日々エロにどっぷりと浸かっているせいで、常人がエロいと思っていることも、全くなんとも感じなくなってしまいます。
目の前でおおっぴろに繰り広げられるセックス、終始モザイク処理のため見続ける結合部、常に目の前に大量に置いてあるアダルトグッズに毒されて、感覚が麻痺していくのです。
情報過多すぎて、エロセンサーがどんどん反応しなくなってしまうんですね。
エロの最前線に立つ戦士が、エロを忘れてしまっては大変。
アダルトグッズ、性風俗店、アダルトビデオ、官能小説などにかかる費用が勉強費として、常識の範囲内の金額なら会社から支給されます。
社内の共有カレンダーに「ヌキ」と、勤務時間中なのに風俗店に行く予定が記載され、「会議」と同一の重要レベルで認識されています。仕事中に風俗に行けるなんてAV業界ならでは。普通の企業では絶対に見ることができない光景ですね。もちろんあくまでも勉強ですから、セクハラの概念を吹き飛ばしてしまうほどの性情報の開示が行われ、自身が受けた性サービス、理想のセックス、童貞や処女を失った時の話などが会議で話し合われます。
会社の勉強費で購入したエログッズについては、会議で使用感、気づきなどを発表しないといけないので、慣れるまではハードルが高いですが、慣れてしまえば何も思いません。
人間の慣れって怖いですね。
悶々とエロを内に秘めた状態の方が、いい作品が作ることができるとされており、会社をあげてのオナニー禁止月間をもうけてみたり、真剣にエロに取り組んでいました。
今思えば会議で、売り上げをあげるためには禁欲月間を導入するのがいい、裸で仕事したらいいなど真面目に話し合っていたのが懐かしく楽しい思い出になっています。
ダークでハードなイメージのAV制作会社。
撮影のある日はハードすぎてそちらに目が行きがちですが、撮影がない日は半分遊びみたいな仕事をしています。
ランチタイムにみんなでストリップを見に行ったり、同じエロいものを見てみんながどう感じるかを話し合える貴重な経験ができます。
メリハリのある働き方をしたい方には、案外おすすめの職場かもしれません。
次回もよろしくお願いマッスルスティック♡
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