見習い淫魔がエロスをお届け 松坂桃李主演映画「娼年」
アタシは見習い淫魔のフランソワーズあけび。
お願いがあるの。あなたの精気を分けてもらえないかしら?
あら、驚かせてしまってごめんなさい。見習い淫魔から上級淫魔になるための昇級試験がそろそろ行われるようなの。人間のエロく昂った精気をどれだけ多く集めるかが重要なのよ。
「そんなの関係ないわ」って顔ね。そうね、アタシも転生前は人間だったからわかるわよ。その気持ち。だから、怖がらないで。
アタシ、元はスナックのママだったの。常連客だけで何とか持ってる小さなお店。
常連のお客さんでもしばらく来ないうちに名前を忘れてしまうくらい歳を重ねちゃってたわね。
店の階段から落ちてそのまま、人生を終えたの。
でも、目覚めて驚きよ。アタシ、淫魔に転生したのよ。しかも、とびきりの美人じゃない。
転生前には出来なかったイケメンとのあんなことこんなこと…。できると思ったわ。でも、それは昇級試験に合格しないとダメなの。
だから、お願い、少し手伝って貰えないかしら。
あなたからは上質な精気が貰えそうな気がするのよ。
変なことはしないわ。
こちらに用意した映画を観てもらえないかしら?
タイトルは「娼年」よ。
あらすじを教えてあげる
主人公の森中領は東京の名門大学生なの。
だけど、ろくに大学にも通わず日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っているのよ。
ある日、ホストの友人が美しい女性を領のバイト先に連れてくるの。
彼女の名前は御堂静香。「女なんてつまんないよ」という領に彼女は何かを感じたんでしょうね。彼女は領をスカウトするのよ。
そして静香は領に”情熱の試験”を受けさせるの。それは、静香が手がける会員制ボーイズクラブ、「Le Club Passion」に入るための試験。
静香の目の前で咲良という女性とセックスをするのが試験の内容よ。
だけど、自分本位で荒い領のセックスに静香の評価は低かったの。
でも、咲良の助けがあって何とか認めてもらったのよ。そして、次の日から娼夫“リョウ”として仕事を始めるのだけど…。
主人公の領を演じたのは松坂桃李くんよ。いつも泣いた後のようなうるんだ瞳がとても色っぽいわ。
この作品は直木賞候補にもなった石田衣良さんの小説が原作なの。
2015年には本作を監督した三浦大輔さん演出、松坂桃李くん主演で舞台化もされているようよ。出演者が一糸まとわぬ姿で演技したことでセンセーショナルな話題になった伝説の舞台の映画化なのよ。
主人公の領は娼夫として様々な女性とセックスをするのだけれど、セックスを通じて心の奥底に秘めた欲望や心の傷なんかに触れていくの。
人によって性癖は色々ね。幼い頃、好きな子を目の前にしてお漏らししてしまい、それが人生初のエクスタシーでそれを忘れられないとか、妻を目の前で犯されないと興奮しないとか、手を握るだけで絶頂に達してしまう老婦人とか…。
それに寄り添い受け入れることで「女なんかつまんないよ」と言い放っていた彼自身も変わっていくのよ。
そして、そのどれもが過激なのよ。松坂桃李くんの身体を張った大胆な演技、凄いわよ。腰使いが激しいの。本当にしているかのようなリアルさには驚き。喘ぎ声が大きいのでイヤホン推奨よ。
ぷりぷりなお尻のほくろが色っぽくてうっとり見入ってしまうわ。
人のセックスって俯瞰してみると滑稽で可笑しくもあるけれど、繋がった2人しか分かりえない儚さや切なさを共有していることが感じられ、なんだか愛おしく思えるの。
どう?昂ったかしら?
では、アタシは精気を頂戴していくわね。
アタシは見習い淫魔のフランソワーズ・あけび。
あなたにピッタリのエロスをお届けするわ。
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