【語源調査】アナルは間違った単語?アヌスはなぜ使われないのか
ごきげんよう。青子(あお子)です!
今回はみんな毎日使っているあの排出場所、しかし人によっては性器……な「アナル(肛門)」について思いを馳せてみる。
間違った言葉
足早に答えを出すと『Anal(アナル)』……これは「肛門の」を意味する英語の形容詞だ。
日本ではなぜか名詞の『Anus(アヌス)』と混同され名詞として使われがちだが、『Anal(アナル)』を単体で使用するのは間違いである。
つまるところ、「アナルが大好きです!」というのは「”肛門の”が大好きです!」という意味になってしまう。正しくは、「アヌスが大好きです!」が正解だ。
“肛門の”……?なんなのか。英語圏の人間には何か別の隠語だと勘違いされてしまうかもしれない。
日本人はなぜ「アナル」?
今までも海外から伝わり湾曲して使用されている下用語は多くあった。
しかしあまり代わり映えのない『アヌス』がなぜ『アナル』で広まってしまったのか?
これには諸説があるはずなのだが、非常におぼろげな情報しか収集できなかった。
筆者が一番納得できた理由がこれだーーー
『アナル』という言葉の中に『穴』という、肛門を如実に連想させる文字が含まれているということ。
日本人は女性器のことを「穴」と表現することもあるが、肛門を指す際に「あ!こっちにも穴あるやん」➞「あなある」➞「アナル」と連想しやすかったのではないだろうか?
そして実際の口にするとなんとなくお分かりかと思うが、「アヌス」よりも「アナル」の方が日本人には発音しやすいのかと感じる。「ア(あ)ヌ(う)ス(う)」よりも「ア(あ)ナ(あ)ル(う)」。
アナルは非常に日本人のお口に合うのだ。
もっとある肛門の別称
アナルーーーもとい肛門はその外見を菊花になぞらえて菊門、菊座などとも言う。これは肛門の外見上、菊の花のように放射状に広がる皺が入ってることからそう呼ばれるようになったと思われる。
汚物を放出する箇所を花の名に例えるなど、いかに風流なことか。日本人らしく、外来語を間違って使用するくらいならば「菊」を使用した名称で呼ぶことがふさわしいのではないだろうか。
また、記号で表す際は「*」だ。
『アスタリスク』と読み、日本ではその形が似ていることから肛門の隠喩としても使われるようになった稀有な記号だが、本来は脚注などを示すものである。
英語圏では伏字によく用いられ、「f**k」や「sh*t」などあまりよく思われないであろう単語に使用される。
我が国では肛門の意だが、その証拠に”ポ*ポムプリン”を筆頭とする、動物系イラストの肛門は「*」の形になっていることが多い。
特に彼ーーー”ポ*ポムプリン”は自身の*を自ら手で広げ、こちらに向け笑顔を見せている一面がある。それを世の中のサン*オファンはそれを愛らしいと享受するのだ。これは国家的に行われている羞恥プレイなのだろう。世界中のファンに対し、笑顔で*を広げて見せるポ*ポムプリン。もはやどちらが伏字としてアスタリスクを使っているのか肛門としての意味で書いているのか筆者もわからなくなってきた。
花の命は短くて苦しきことのみ多かりき
特筆すべき明確な理由がなく・別に立派な呼び方があるにも関わらず、ここまで市民権を得ている「アナル」に対して、なんだか収まりが非常に良いのだと感じてきた。
しかし最終的には『菊門』が一番エロい響きな気がするのだ。
菊の花びらとアナルの皺は確かに似ている。中心に向かってその大事な部分を華やげる姿は瓜二つだ。まさに秘密の花園だと言えるそこをそっと開いてみたい。皺という花びらは剥がれ、触れれば壊れてしまいそうな大事な部分が現れる。
菊と異なる部分は、その部分に種を植えても実にはならないところだ。だからと言ってそこへ執拗に種を打ち込むのはご勘弁願いたい。
花の命は短く、アナルの命もまた同じく短いのだ。
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